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無
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なさ
ふりがな文庫
“
無
(
なさ
)” の例文
主人ながら
友達
(
ともだち
)
共思ふ仲よしのかうは
言
(
いつ
)
た物の、言過て病にさわりはせぬかと今更冷汗色をかえての心配顏、
嬉敷
(
うれしい
)
に附我身のかひ
無
(
なさ
)
は
堪兼
(
たえかね
)
て夜着に顏差入て忍なき
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と
質
(
ただ
)
すと、源三は
術
(
じゅつ
)
無
(
なさ
)
そうに、かつは
憐愍
(
あわれみ
)
と
宥恕
(
ゆるし
)
とを
乞
(
こ
)
うような
面
(
かお
)
をして
微
(
かすか
)
に
点頭
(
うなずい
)
た。源三の腹の中は
秘
(
かく
)
しきれなくなって、ここに至ってその
継子根性
(
ままここんじょう
)
の
本相
(
ほんしょう
)
を現してしまった。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
何だか効果が
無
(
なさ
)
そうに思えたので、枕元に置いてあった脱脂綿を引きち切って、タップリと
浸
(
ひた
)
しながら
嗅
(
か
)
がしていると、ポーッと
上気
(
じょうき
)
していたその顔が、いつとなく白くなったと思ううちに
一足お先に
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“無”の解説
無(む、无)とは、ないこと、存在しないこと。事物あるいは対象となる事柄が有を成さないといった様態及び概念。物体が物質的構成を成さないこと。一切の否定を一般化した表現。対義語は有。「定義されていない(未定義)」事とは意味合いが異なる場合がある。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“無”を含む語句
無情
無頼漢
無言
無上
無礼
情無
有無
無事
無益
南無阿弥陀仏
無邪気
無花果
無性
傍若無人
無明
無禮
無頓着
無聊
無精
無手
...