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無端
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そゞろ
ふりがな文庫
“
無端
(
そゞろ
)” の例文
など
打返
(
うちかへ
)
し
其
(
その
)
むかしの
恋
(
こひ
)
しうて
無端
(
そゞろ
)
に
袖
(
そで
)
もぬれそふ
心地
(
こゝち
)
す、
遠
(
とほ
)
くより
音
(
おと
)
して
歩
(
あゆ
)
み
来
(
く
)
るやうなる
雨
(
あめ
)
、
近
(
ちか
)
き
板戸
(
いたど
)
に
打
(
うち
)
つけの
騒
(
さわ
)
がしさ、いづれも
淋
(
さび
)
しからぬかは。
雨の夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お前は浦山しいねと
無端
(
そゞろ
)
に親の事を言ひ出せば、それ繪がぬれる、男が泣く物では無いと美登利に言はれて、己れは氣が弱いのかしら、時々種々の事を思ひ出すよ、まだ今時分は宜いけれど
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
前
(
まへ
)
は
浦山
(
うらやま
)
しいねと
無端
(
そゞろ
)
に
親
(
おや
)
の
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
せば、それ
繪
(
ゑ
)
がぬれる、
男
(
をとこ
)
が
泣
(
な
)
く
物
(
もの
)
では
無
(
な
)
いと
美登利
(
みどり
)
に
言
(
い
)
はれて、
己
(
お
)
れは
氣
(
き
)
が
弱
(
よわ
)
いのかしら、
時々
(
とき/″\
)
種々
(
いろ/\
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すよ、まだ
今時分
(
いまじぶん
)
は
宜
(
い
)
いけれど
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
無端
(
そゞろ
)
に
袖
(
そで
)
もぬれそふ心地す。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“無端”で始まる語句
無端事