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源氏名
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げんじな
ふりがな文庫
“
源氏名
(
げんじな
)” の例文
ギンヤ——というのは、銀やと書くべきか
銀弥
(
ぎんや
)
と書くべきか、よくわからないが、ともかくもこれがこの
邸
(
やしき
)
における風間光枝の
源氏名
(
げんじな
)
であった。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
自分の
源氏名
(
げんじな
)
の八橋にちなんだのであろう、金糸で
杜若
(
かきつばた
)
を縫いつめた紫繻子のふち取りの紅い胴抜きを着て、紫の緞子に緋縮緬の裏を付けた
細紐
(
しごき
)
を胸高に結んでいた。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それだのに今でも科学者はやはり水素とか酸素とかテルリウムとかウラニウムとか、言わば一種の「
源氏名
(
げんじな
)
」のようなものをつけて平気でそれを使っているのである。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それに、お前さんのようなのを
小蒸気
(
こじょうき
)
と云ってね。『
水精の蕊
(
キヨール・ド・シレーヌ
)
』なんて
源氏名
(
げんじな
)
があったものねえ
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
平凡だが、これが
源氏名
(
げんじな
)
なのである。富江は黙って、奥へ
顎
(
あご
)
を向けた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
▼ もっと見る
年増
(
としま
)
はまだよし、十五六の
小癪
(
こしやく
)
なるが
酸漿
(
ほうづき
)
ふくんで
此姿
(
このなり
)
はと
目
(
め
)
をふさぐ
人
(
ひと
)
もあるべし、
所
(
ところ
)
がら
是非
(
ぜひ
)
もなや、
昨日
(
きのふ
)
河岸店
(
かしみせ
)
に
何紫
(
なにむらさき
)
の
源氏名
(
げんじな
)
耳
(
みゝ
)
に
殘
(
のこ
)
れど、けふは
地廻
(
ぢまわ
)
りの
吉
(
きち
)
と
手馴
(
てな
)
れぬ
燒鳥
(
やきとり
)
の
夜店
(
よみせ
)
を
出
(
だ
)
して
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
年増はまだよし、十五六の
小癪
(
こしやく
)
なるが
酸漿
(
ほうづき
)
ふくんでこの
姿
(
なり
)
はと目をふさぐ人もあるべし、所がら是非もなや、
昨日
(
きのふ
)
河岸店
(
かしみせ
)
に
何紫
(
なにむらさき
)
の
源氏名
(
げんじな
)
耳に残れど、けふは地廻りの
吉
(
きち
)
と手馴れぬ焼鳥の夜店を出して
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“源氏名”の解説
源氏名(げんじな水商売では「げんじめい」と呼ぶ文化もある。)は
『源氏物語』にちなんで付けられた名前のこと。歴史的な用法。本項での主な解説対象。
風俗産業などに従事するものが名乗る仮の名前。『源氏物語』との関連は特にない。現代の用法。上記の源氏名から発展した。
(出典:Wikipedia)
源
常用漢字
小6
部首:⽔
13画
氏
常用漢字
小4
部首:⽒
4画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“源氏”で始まる語句
源氏
源氏物語
源氏車
源氏閣
源氏塀
源氏山
源氏店
源氏節
源氏坊
源氏雛