“源氏塀”の読み方と例文
読み方割合
げんじべい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど真向いが、石川淡路守いしかわあわじのかみ中屋敷なかやしき、顎十郎は源氏塀げんじべい格子こうし窓の下へ走って行くと、頓狂な声で
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
四谷左門町さもんちょう。路をへだてて右どなりが戸沢主計頭とざわかずえのかみの上屋敷。源氏塀げんじべいの西がわについて行くと、なるほど、けやきの裏門がある。さるいて潜戸くぐりをおすと、これが、スッとひらく。
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)