トップ
>
清見寺
>
せいけんじ
ふりがな文庫
“
清見寺
(
せいけんじ
)” の例文
宗助はそれを洋服の
内懐
(
うちぶところ
)
に押し込んで汽車に乗った。約束の
興津
(
おきつ
)
へ来たとき彼は一人でプラットフォームへ降りて、細長い一筋町を
清見寺
(
せいけんじ
)
の方へ歩いた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夜半
(
よは
)
のねざめに鐘の音ひゞきぬ。おもへばわれは
清見寺
(
せいけんじ
)
のふもとにさすらへる身ぞ。ゆかしの鐘の
音
(
ね
)
や。
清見寺の鐘声
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
十四日に江戸を立って、十九日に
興津
(
おきつ
)
の
清見寺
(
せいけんじ
)
に着いた。家康は翌二十日の
午
(
うま
)
の刻に使を駿府の城に
召
(
め
)
した。使は一応老中
本多上野介正純
(
ほんだこうずけのすけまさずみ
)
の
邸
(
やしき
)
に入って、そこで衣服を改めて
登城
(
とじょう
)
することになった。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
宗助
(
そうすけ
)
はそれを
洋服
(
やうふく
)
の
内懷
(
うちぶところ
)
に
押
(
お
)
し
込
(
こ
)
んで
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つた。
約束
(
やくそく
)
の
興津
(
おきつ
)
へ
來
(
き
)
たとき
彼
(
かれ
)
は
一人
(
ひとり
)
でプラツトフオームへ
降
(
お
)
りて、
細長
(
ほそなが
)
い
一筋町
(
ひとすぢまち
)
を
清見寺
(
せいけんじ
)
の
方
(
はう
)
へ
歩
(
ある
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
興津
(
おきつ
)
あたりで
泊
(
とま
)
つて、
清見寺
(
せいけんじ
)
や
三保
(
みほ
)
の
松原
(
まつばら
)
や、
久能山
(
くのうざん
)
でも
見
(
み
)
ながら
緩
(
ゆつ
)
くり
遊
(
あそ
)
んで
行
(
い
)
かうと
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
そうしてなるべくならいっしょの汽車で京都へ
下
(
くだ
)
ろう、もし時間が許すなら、
興津
(
おきつ
)
あたりで泊って、
清見寺
(
せいけんじ
)
や
三保
(
みほ
)
の松原や、
久能山
(
くのうざん
)
でも見ながら
緩
(
ゆっ
)
くり遊んで行こうと云った。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“清見寺”の解説
清見寺(せいけんじ)は、静岡市清水区興津清見寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は巨鼇山(こごうさん)、正式には「巨鼇山 求王院 清見興国禅寺」(こごうさん ぐおういん せいけんこうこくぜんじ)と称する。
(出典:Wikipedia)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“清見寺”で始まる語句
清見寺内