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涯
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かぎり
ふりがな文庫
“
涯
(
かぎり
)” の例文
爾
(
そ
)
の時一道の金光が漫々と
涯
(
かぎり
)
無き浪路の盡頭から、閃くが如く、迸るが如く、火箭の天を射るが如くに發する。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
かくの如きの物語、
六道
(
りくどう
)
の
巷
(
ちまた
)
を
娑婆
(
しゃば
)
にあらはし、
業報
(
ごっぽう
)
の
理趣
(
ことわり
)
を眼前に転ず。聞く
煩悩即菩提
(
ぼんのうそくぼだい
)
、
六塵即浄土
(
ろくじんそくじょうど
)
と、呉家祖先の冥福、
末代正等正覚
(
まつだいしょうとうしょうがく
)
の
結縁
(
けちえん
)
まことに
涯
(
かぎり
)
あるべからず。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
冷なる風は舟に向ひて吹き來れり。舟は巖窟の中に進み入りて、我等の頭は巖に觸んとす。われは身をララの上に俯したり。
忽
(
たちまち
)
にして舟は
杳茫
(
えうばう
)
として
涯
(
かぎり
)
なき大海の上に出でぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しかればわれも
他
(
ひと
)
も
生
(
いき
)
の
涯
(
かぎり
)
、天皇命の大御政に
服従
(
まつろ
)
い、天皇命の
大御意
(
おおみこころ
)
を己が
意
(
こころ
)
とし、万事を
皇朝廷
(
すべらみかど
)
に
随
(
まか
)
せ奉り、さて寿尽きて
身死
(
みまか
)
らば、大物主の神慮に
服従
(
まつろ
)
い、その神の御意を己が意とし
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
ことに歎くな、
現世
(
うつしよ
)
を
涯
(
かぎり
)
も知らぬ
苦界
(
くがい
)
よと。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
ことに歎くな、
現世
(
うつしよ
)
を
涯
(
かぎり
)
も知らぬ
苦界
(
くがい
)
よと。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“涯(無頼伝涯)”の解説
『無頼伝 涯』(ぶらいでん がい)は、福本伸行による日本の漫画作品。
(出典:Wikipedia)
涯
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“涯”を含む語句
生涯
際涯
境涯
一生涯
天涯
山間水涯
公生涯
全生涯
李西涯
東涯
無際涯
見涯
蒼涯
清涯亭
無涯
前生涯
狩野芳涯
冒険生涯
生涯唯一
生涯蟄居
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