“東涯”の読み方と例文
読み方割合
とうがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良人の親友であり、また浅野家の藩医はんいでもある寺井玄渓てらいげんけいが、父子おやこして来るかと思えば、めったに見えたこともない伊藤仁斎いとうじんさいの子息東涯とうがいが来て、見舞ってゆく。
大雅堂たいがどう柳下人物りゅうかじんぶつの掛物を二両二分、徂徠そらいの書、東涯とうがいの書もあったが、誠にがない、見るに足らぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
忍びやかに会した客は、十内夫婦の和歌の友金勝千秋かねかつちあき、論語の師伊藤仁斎じんさい東涯とうがいの父子、医師の寺井玄渓げんけいなど、ほんの八、九名であったが、手狭な一室はいっぱいになっていた。