“清涯亭”の読み方と例文
読み方割合
せいがいてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しにくいから、あれへ参りましょう、あの清涯亭せいがいていという宿、あそこに申し付けてありますから、静かなところで、ゆっくりお話し申し上げたいと思います
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お絹は、二見ヶ浦の海岸の清涯亭せいがいていという宿の離れにつづいた四阿あずまやの中で、長いこと人を待っているのでありました。やがて、編笠をかぶって海岸伝いにやって来る一人の武士さむらいがありました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)