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海老屋
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えびや
ふりがな文庫
“
海老屋
(
えびや
)” の例文
尤
(
もっと
)
も花見ではない、
初桜
(
はつざくら
)
故余り人は出ません、其の頃には
海老屋
(
えびや
)
、
扇屋
(
おうぎや
)
の他に
宜
(
よ
)
い料理茶屋がありまして、
柏屋
(
かしわや
)
というは可なり小綺麗にして居りました。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「もう、二階ばかり上の高い処に、
海老屋
(
えびや
)
の屋根の天水
桶
(
おけ
)
の雪の遠見ってのがありました。」
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吉原角町の
海老屋
(
えびや
)
へ勤め奉公に賣渡し身の
代金
(
しろきん
)
二十兩血の涙にて受取持歸る途中餘りの
悲
(
かな
)
しさに
胸
(
むね
)
の
塞
(
ふさが
)
りしまゝ
切
(
せめ
)
てもの
憂晴
(
うきはら
)
しと豐島屋へ立寄て一合飮しに心氣の
勞
(
つか
)
れより我を忘れて
暫時
(
しばし
)
睡眠
(
ねむり
)
不※
(
ふと
)
目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其の時まだチラ/\提灯が見えて人通りがあるから、人目に懸ってはならんと云うので吾妻橋を渡り切ると、
海老屋
(
えびや
)
という船宿があります。
其処
(
そこ
)
へ来てトン/\/\/\
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おおおお、三人が手を
曳
(
ひき
)
ッこで
歩行
(
ある
)
いて
行
(
ゆ
)
きます……仲の町も人通りが少いなあ、どうじゃろう、景気の悪い。ちらりほらりで
軒行燈
(
のきあんどう
)
に影が映る、——
海老屋
(
えびや
)
の表は
真暗
(
まっくら
)
だ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
同
(
おなじく
)
角町
(
すみちょう
)
海老屋
(
えびや
)
の女郎客の難に逢いし事
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“海老”で始まる語句
海老
海老錠
海老茶
海老蔵
海老床
海老茶色
海老茶袴
海老責
海老色
海老鞘