海波かいは)” の例文
すゝすゝんでつひ印度洋インドやう海口かいこうともいふきアデンわんたつし、はるかにソコトラじま煙波えんぱ縹茫へうぼうたるおきのぞむまで、大約たいやく週間しうかん航路かうろ毎日まいにち毎日まいにち天氣てんき晴朗せいらうで、海波かいは平穩おだやか
倭文子は、その大きい岩の上を這いながら、白いしぶきの散っている海波かいはの方へ急いだ。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
はねうちたたきし 繁き海波かいはを 物語らず
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
海波かいは鳴咽おえつあか浮標うき、なかにばめる
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)