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洗晒
ふりがな文庫
“洗晒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あらひざら
66.7%
あらいざら
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらひざら
(逆引き)
縞目も見えぬ
洗晒
(
あらひざら
)
しの
双子
(
ふたこ
)
の筒袖の、袖口の
擦切
(
すりき
)
れたのを着てゐて、白髪交りの頭に冠つた浅黄の手拭の上には、白く灰がかゝつてゐた。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その
中
(
なか
)
でもとりわけ
立派
(
りつぱ
)
な
總縫模樣
(
そうぬいもやう
)
の
晴着
(
はれぎ
)
がちらと、
塀
(
へい
)
の
隙
(
すき
)
から、
貧乏
(
びんぼう
)
な
隣家
(
となり
)
のうらに
干
(
ほ
)
してある
洗晒
(
あらひざら
)
しの、ところどころあてつぎ などもある
單衣
(
ひとへもの
)
をみて
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
洗晒(あらひざら)の例文をもっと
(4作品)
見る
あらいざら
(逆引き)
鳳仙花の咲いた処でぬっと出て来たのは玄関番、
洗晒
(
あらいざら
)
した筒袖の浴衣に、白地棒縞の袴を穿いた、
見知越
(
みしりごし
)
の書生で
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
外の
椽側
(
えんがわ
)
に置いた
手燭
(
てしょく
)
の
燈
(
ひ
)
が暗い庭を
斜
(
ななめ
)
に照らしているその
木犀
(
もくせい
)
の樹の
傍
(
そば
)
に
洗晒
(
あらいざら
)
しの
浴衣
(
ゆかた
)
を着た一人の老婆が立っていたのだ、顔色は
真蒼
(
まっさお
)
で頬は
瘠
(
こ
)
け、眼は窪み
暗夜の白髪
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
洗晒(あらいざら)の例文をもっと
(2作品)
見る
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
晒
漢検準1級
部首:⽇
10画
“洗”で始まる語句
洗
洗濯
洗足
洗湯
洗髪
洗濯物
洗煉
洗馬
洗滌
洗面所
“洗晒”のふりがなが多い著者
沼田一雅
与謝野寛
山村暮鳥
石川啄木
泉鏡花