“母(かア)” の例文
母(かア)さんが生きてれば家へ帰って堅気で暮すんだけれど、わたし、あんたも知ってる通り、父さんも母さんも皆(みんな)死んでしまって、今じゃほんとの一人(ひとり)ぼっちだからさ。
吾妻橋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
パレスの方(はう)は借金(しやくきん)は返(かへ)してしまふし、御礼奉公(おれいぼうこう)もちやんと半年(はんとし)ゐてやつたんだから、母(かア)さんが生(い)きてれば家(うち)へ帰(かへ)つて堅気(かたぎ)で暮(くら)すんだけれど、わたし、あんたも知(し)つてる通(とほ)り
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)
「亀戸(かめいど)にいたんだけど、母(かア)さんが病気で、お金が入(い)るからね。こっちへ変った。」
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
父(とう)さんも母(かア)さんも皆(みんな)死(し)んでしまつて、今(いま)ぢやほんとの一人(ひとり)ぼつちだからさ。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)