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正坊
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まさぼう
正坊は、
亡くなられたおじいさんが、
待っていられた
使いというのは、このびんの
中に
見える
馬に
乗った
男のことでないかと
考えました。
男は、ふたたび、
正坊を
馬に
乗せてくれました。そして
自分も
乗り、
馬にむちを
当てると、
馬はきた
時分の
道を
走り
出しました。
このときどこからか、
一人の
男が、ほんとうに
馬に
乗ってやってきました。そして
正坊を
見ると、ふいに、
馬を
止めました。
ところが、おじいさんのかわいがっている
正坊が、
重いかぜをひいて
臥ました。
「
正坊はどうしたか。」と、
帰るとすぐに、
孫のことをききました。
また、
弱虫の
正坊が、
足を
傷めて、
体操を
休んだときであります。
それで、
正坊の
病気もだんだんとよくなりました。