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横腹
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よこはら
ふりがな文庫
“
横腹
(
よこはら
)” の例文
一は市営乗合自動車、一は
京成
(
けいせい
)
乗合自動車と、
各
(
おのおの
)
その車の
横腹
(
よこはら
)
に書いてある。市営の車は藍色、京成は黄いろく塗ってある。
寺じまの記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
たくみなる操縦によって、その快速ロケットは、ひらかれたるギンネコ号の
横腹
(
よこはら
)
のなかに収容されたのであった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
同時にかれの手は早くもポケットの
懐剣
(
かいけん
)
にかかるやいなや、
怪光
(
かいこう
)
一せん、するどくホーベスの
横腹
(
よこはら
)
をさした。ホーベスは、びょうぶをたおしたように、ばったり地上にたおれた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
後から
仔馬
(
こうま
)
がひょこ/\
跟
(
つ
)
いて行く。時々道草を食って
後
(
おく
)
れては、
遽
(
あわ
)
てゝ
駈
(
か
)
け出し
追
(
おっ
)
ついて
母馬
(
はは
)
の
横腹
(
よこはら
)
に
頭
(
あたま
)
をすりつける様にして行く。関翁と余と其あとから此さまを眺めつゝ行く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
メバル号は、メバルのような形をした潜水艇で、深海の水圧にもよく耐える構造をもっているのだと博士は説明し、艇の
横腹
(
よこはら
)
についている扉をあけて、僕に先に艇内へ入れといった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
見る/\
中
(
うち
)
満月が
木立
(
こだち
)
を離れるに従ひ
河岸
(
かはぎし
)
の
夜露
(
よつゆ
)
をあびた
瓦屋根
(
かはらやね
)
や、水に
湿
(
ぬ
)
れた
棒杭
(
ぼうぐひ
)
、
満潮
(
まんてう
)
に流れ寄る
石垣下
(
いしがきした
)
の
藻草
(
もぐさ
)
のちぎれ、船の
横腹
(
よこはら
)
、
竹竿
(
たけざを
)
なぞが、
逸早
(
いちはや
)
く月の光を受けて
蒼
(
あを
)
く輝き出した。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横手