つま)” の例文
で、からつたつのそでから、萌黄もえぎむらさきとがいろけて、ツにはら/\とみだれながら、しつとりともつつて、つまくれなゐみだれし姿すがた。……
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
橋の上には、夕陽の後光を後ろに背負しょった、素晴らしい美女が地味なお召のあわせつまを軽くかかげて、平次の顔を迎えて、引入れるようにニッコリするのでした。