トップ
>
森下
>
もりした
ふりがな文庫
“
森下
(
もりした
)” の例文
それでは
塩原
(
しほばら
)
の
寺
(
てら
)
は
何処
(
どこ
)
でせうと聞いたところが、
浅草
(
あさくさ
)
の
森下
(
もりした
)
の——たしか
東陽寺
(
とうやうじ
)
といふ
禅宗寺
(
ぜんしうでら
)
だといふことでございますといふ。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
左様ですよ、大師様へお参りなさるなら、
森下
(
もりした
)
まで行きます。それから又川崎の渡し場まで入らッしゃるのなら、お待ち申しておりますよ。
悪因縁の怨
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
淡谷
(
あわや
)
スミ子と
森下
(
もりした
)
トシ子という、おなじ中学の同級生で、淡谷さんのおうちがこの近くにあるので、きょうはマユミねえさまと森下トシ子ちゃんをおまねきして、三人で
塔上の奇術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
明珍恒男
(
みょうちんつねお
)
君は深川
森下
(
もりした
)
の生まれ、初めは私の弟子で、後美術学校入学、卒業後、古社寺保存会の新納忠之介氏の助手として奈良に行き、古彫刻修繕の方を
専
(
もっぱ
)
らやっている。
幕末維新懐古談:79 その後の弟子の事
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
この幻境の名は川口村
字
(
あざ
)
森下
(
もりした
)
、訪ふ人あらば俳号
龍子
(
りゆうし
)
と尋ねて、我が老畸人を音づれよかし。
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
本所
(
ほんじょ
)
六間堀と
森下
(
もりした
)
にまたがって、
植辰
(
うえたつ
)
という大きな植木屋がある。そのころ菊は染井というのが一般的であったが、数年まえから植辰でも力みだして、一種の風格ある花壇を作って展観させた。
寒橋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
このあとを順に
平林
(
ひらばやし
)
、
森下
(
もりした
)
、
甲賀
(
こうが
)
、
國枝
(
くにえだ
)
、
小酒井
(
こさかい
)
の諸氏が書きつがれて完結した訳です。
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その手前の横丁の角が
鰌屋
(
どじょうや
)
(これは今もある)。鰌屋横丁を真直に行けば
森下
(
もりした
)
へ出る。右へ移ると
薪炭
(
しんたん
)
問屋の
丁子屋
(
ちょうじや
)
、その
背面
(
うしろ
)
が材木町の出はずれになっていて、この通りに
前川
(
まえかわ
)
という鰻屋がある。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
それから
直
(
すぐ
)
に
本所
(
ほんじよ
)
を出て
吾妻橋
(
あづまばし
)
を渡つて、
森下
(
もりした
)
へ
行
(
い
)
つて
捜
(
さが
)
すと、
今
(
いま
)
の八
軒寺町
(
けんでらまち
)
に
曹洞宗
(
さうどうしう
)
の
東陽寺
(
とうやうじ
)
といふ
寺
(
てら
)
があつた。門の所で車から
下
(
お
)
りてズツと
這入
(
はい
)
ると、
玄関
(
げんくわん
)
の
襖紙
(
からかみ
)
に
円
(
まる
)
に十の
字
(
じ
)
の
標
(
しるし
)
が
付
(
つ
)
いてゐる。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
森
常用漢字
小1
部首:⽊
12画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“森下”で始まる語句
森下岩楠
森下雨村