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根較
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こんくら
ふりがな文庫
“
根較
(
こんくら
)” の例文
折角の
計劃
(
けいかく
)
が水の泡になつた上、蘆屋の方でそれ見たことかと手を叩いて笑ふであらう、もう此の上は
根較
(
こんくら
)
べをして、気が折れて来るのを待つより外に仕方がない、なあに
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
……
其
(
そ
)
の
気
(
き
)
で
城趾
(
しろあと
)
に
根
(
ね
)
を
生
(
はや
)
いて、
天守
(
てんしゆ
)
と
根較
(
こんくら
)
べを
遣
(
や
)
らうなら、
御身
(
おみ
)
は
蘆
(
あし
)
の
中
(
なか
)
の
鉋屑
(
かんなくづ
)
、
蛙
(
かへる
)
の
干物
(
ひもの
)
と
成果
(
なりは
)
てやうぞ……
此
(
この
)
老爺
(
ぢい
)
はなか/\
術
(
て
)
がある!
蝙蝠
(
かはほり
)
を
刻
(
きざ
)
んで
飛
(
と
)
ばせ、
魚
(
うを
)
を
彫
(
ほ
)
つて
泳
(
およ
)
がせる
代
(
かはり
)
には
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
折角の
計劃
(
けいかく
)
が水の
泡
(
あわ
)
になった上、蘆屋の方でそれ見たことかと手を叩いて笑うであろう、もうこの上は
根較
(
こんくら
)
べをして、気が折れて来るのを待つより外に仕方がない、なあに
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
もう此の上は
根較
(
こんくら
)
べをして、気が折れて来るのを待つより外に仕方がない、なあに、あゝして食ひ物とフンシとを眼の前に当てがつておきさへすれば、いくら剛情を張つたつて
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
較
常用漢字
中学
部首:⾞
13画
“根”で始まる語句
根
根柢
根性
根方
根元
根本
根太
根気
根岸
根津