“こんくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根比41.7%
根較33.3%
根競25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
警視庁では、K刑事の上役の捜査係長が取調とりしらべを担当して、終日ゴリラ男と根比こんくらべをして見たが、結局何のる所もなかった。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……城趾しろあとはやいて、天守てんしゆ根較こんくらべをらうなら、御身おみあしなか鉋屑かんなくづかへる干物ひもの成果なりはてやうぞ……この老爺ぢいはなか/\がある! 蝙蝠かはほりきざんでばせ、うをつておよがせるかはりには
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
毎日々々こんな工合に根競こんくらべしてたら、綿貫がどないなわるさせんとも限らんし、光子さんかて、一昨日あんなり別れてしもてどない思てるか、昨日かて一日待ってはったやろ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)