“こんくらべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
根競100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまで幾度いくたびと数知れず根競こんくらべと思つて意見をしても少しも料簡れうけんが直らない、道で遊んで居ては人眼に立つと思ふかして途方も無い学校へ行くてつちやあうちを出て、此頃このごろは庭の竹藪に隠れて居る。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「勝手にしろさ、こわさば毀せだ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。」がんがんがん、「そりゃ、えらくなって来た。この腰が立つか立たぬか。もうこうなったら根競こんくらべだ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)