東南とうなん)” の例文
たして、真夜中まよなかのこと、ぶつかるかぜのために、いえがぐらぐらと地震じしんのようにれるのでした。かぜ東南とうなんから、きつけるのでした。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日出雄ひでをや、あのむかふにえるたかやまおぼえておいでかえ。』と住馴すみなれし子ープルス市街まち東南とうなんそびゆるやまゆびざすと、日出雄少年ひでをせうねん
ると……見渡みわたすと……東南とうなんに、しば品川しながはあたりとおもふあたりから、きた千住せんぢう淺草あさくさおもふあたりまで、大都だいと三面さんめんつゝんで、一面いちめんてんである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)