数知かずし)” の例文
旧字:數知
をりからかしボート桟橋さんばしにはふなばた数知かずしれず提燈ちやうちんげた凉船すゞみぶねもなくともづないてやうとするところらしく、きやく呼込よびこをんなこゑが一そう甲高かんだか
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
すわ、なにかことこそはじまったぞ! とそれへくわえて、上杉家うえすぎけ北条家ほうじょうけ前田家まえだけ伊達家だてけ、そのほかのたまからも数知かずしれない剣士けんしたちがかけあつまってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)