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搗
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か
ふりがな文庫
“
搗
(
か
)” の例文
搗
(
か
)
てて加えてその頃から外国人、殊に日本人に対して厳しく警戒し、
動
(
や
)
やともすると軍事探偵視して直ぐ逮捕した。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
搗
(
か
)
てて加えて、朝の薄曇りが昼少し
下
(
さが
)
る頃より雨となッて、びしょびしょと降り出したので、気も消えるばかり。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
搗
(
か
)
てて加えて降雪量の多少、気候の寒暖等が強く影響して、その結果南北アルプスは各々今日見るが如き異りたる特色を有するに至ったものであろうと思う。
南北アルプス通説
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
母親の夫人の
悲歎
(
ひたん
)
は
傍
(
はた
)
の見る目も憐れなくらいであったところへ、
搗
(
か
)
てて加えて父のZ伯爵から
世界怪談名作集:10 廃宅
(新字新仮名)
/
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン
(著)
医師なんぞの一切合財に
搗
(
か
)
てて加えて、当地の大学に奉職しておられます医学、法学、哲学、文学、動物学その他の自然科学者で、一流と呼ばるる大学者連の十数名を参考人として
霊感!
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
それさえ
尋常
(
ただ
)
ならず、とひしめく処に、
搗
(
か
)
てて加えて易からぬは、世話人の一人が見附けた——屋台が道頓堀を越す頃から、橋へかけて、列の中に、たらたら、たらたらと
一雫
(
ひとしずく
)
ずつ
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
搗
(
か
)
てて加えて一家の実際の事情は岡目で見るほど決して気楽でなかった。気楽どころかむしろ逼迫していた。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
婦人雑誌としての思想上の位置こそ
巌本善治
(
いわもとよしはる
)
の『女学雑誌』に及ばなかったが、美妙の編輯だけに頗る文学的色彩に富み、
搗
(
か
)
てて加えて美妙の人気が手伝ってかなりに多数の読者を吸収していた。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
搗
(
か
)
てて加えて
渠
(
かれ
)
らは貴族という条、マダ出来立ての成上りであった。
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
搗
(
か
)
てて加えて沼南夫人の極彩色にお化粧した顔はお葬い向きでなかった。その上に間断なくニタニタ笑いながら沼南と
喃々
(
なんなん
)
私語して行く
体
(
てい
)
たらくは
柩
(
ひつぎ
)
を見送るものを
顰蹙
(
ひんしゅく
)
せしめずには
措
(
お
)
かなかった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
搗
漢検1級
部首:⼿
13画
“搗”を含む語句
餅搗
米搗
搗栗
麦搗
地搗
臼搗
稗搗節
搗臼
搗交
米搗虫
搗布
搗米屋
鐘搗堂
稻搗
麦搗唄
花房夜搗紅守宮
米搗杵
米搗場
米搗臼
麥搗歌
...