“麦搗唄”の読み方と例文
読み方割合
むぎつきうた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一命を助けてとらせた礼を残して行きやれ。たちも、節に合わせて踊ろう程に、そちの故郷ふるさとひなぶり一節ひとふし唄うておみせやれ。盆唄ぼんうたでも、麦搗唄むぎつきうたでも」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田舎では妙なもので、婚礼の時は餅をく、村方の者は皆来て手伝をいたします。媒妁人が三々九度の盃をさして、それから、村で年重としかさアさんが二人来て麦搗唄むぎつきうたを唄います。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
己が詰らねえ馬子唄アやったり麦搗唄むぎつきうたう云うもんだって唄って相手をすると、面白がって、それえ己がに教えてくれろなどと云ってなア、妙に馬士唄まごうたを覚えるだ、三味線さみせん弾いて踊りを踊るなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)