トップ
>
慣
>
つ
ふりがな文庫
“
慣
(
つ
)” の例文
双方共朝飯を食い
慣
(
つ
)
けていない一種の人類だと勘づいて見ると、自分の運命は坑夫にならない先から、もう、坑夫以下に
摺
(
ず
)
り落ちていたと云う事が分った。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おゝ
突当
(
つきあた
)
りやがつて、
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けろい、
盲人
(
めくら
)
に
突当
(
つきあた
)
る
奴
(
やつ
)
が
有
(
あ
)
るかい。近「
眼
(
め
)
が
明
(
あ
)
いて
居
(
ゐ
)
るぢやアないか。梅「ヘヽヽ
今日
(
けふ
)
明
(
あ
)
きましたんで、
不断
(
ふだん
)
云
(
い
)
ひ
慣
(
つ
)
けて
居
(
ゐ
)
るもんですから。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「三拾円」と女が
金高
(
きんだか
)
を云つた。
恰
(
あたか
)
も毎日銀行へ
金
(
かね
)
を
取
(
と
)
りに行き
慣
(
つ
)
けた者に対する
口振
(
くちぶり
)
である。幸ひ、三四郎は
国
(
くに
)
にゐる時分、かう云ふ帳面を以て
度々
(
たび/\
)
豊津
(
とよつ
)
迄出
掛
(
か
)
けた事がある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「だって御覧な、ぐたぐたして抱き
慣
(
つ
)
けない男に手なんか出せやしないじゃないか」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“慣”を含む語句
習慣
慣習
慣例
見慣
不慣
慣々
食慣
習慣的
物慣
慣用手段
世慣
手慣
看慣
慣性
慣手段
江戸慣
世事慣
金慣
都慣
言慣
...