“手慣”の読み方と例文
読み方割合
てな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手慣てなれたる強刀ごうとう、何はともあれ、綱を去って鯉口こいぐち押し拡げておかねば——あたふた家の中へ引っ返しかけたが、万一の場合を思ったか
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
もなく行衞知れずなりて、其部屋そのへやの壁には日頃ひごろ手慣てなれし古桐の琴、ぬしちげに見ゆるのみ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
生前せいぜん現世げんせ手慣てなれたものに寸分すんぶん相違そういもないのでした。