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悲愁
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かなしみ
ふりがな文庫
“
悲愁
(
かなしみ
)” の例文
少くとも世を楽しむメエテルリンクの
悲愁
(
かなしみ
)
と
神秘
(
ミスチツク
)
な蒼い陰影の靄の中に寂しい心の
在所
(
ありか
)
を探す物馴れぬ Stranger の心持、その心を私は慕ふ。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
顔は
蒼
(
あを
)
ざめ、眼は
悲愁
(
かなしみ
)
の色を
湛
(
たゝ
)
へ、思ふことはあつても十分に其を言ひ得ないといふ風で——まあ、情が迫つて、
別離
(
わかれ
)
の言葉もとぎれ/\であつたことを話した。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
されど魔もの、
悲愁
(
かなしみ
)
の
衣
(
ころも
)
きて
アッシャー家の崩壊
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
(歌ふ)
鋭
(
するど
)
き
悲愁
(
かなしみ
)
に
心
(
こゝろ
)
傷
(
いた
)
み
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
われは
悲愁
(
かなしみ
)
つきがたく
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
さうしてあの天才のラムボオを嗾かして寂しい商人の群に駆り立てた怪しい宝石の心を、誘惑を、譬へやうもない美くしいその魅力を
悲愁
(
かなしみ
)
をよく知つてゐる。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その
真中
(
ただなか
)
にただひとつ、
研
(
と
)
ぎすましたる
悲愁
(
かなしみ
)
か
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
官能の甘き
頸
(
うなじ
)
を捲きしむる
悲愁
(
かなしみ
)
の
腕
(
かひな
)
に似たり。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ともすると
疲
(
つか
)
れきつた
悲愁
(
かなしみ
)
の
裏
(
うら
)
から
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
やがて遍路の
悲愁
(
かなしみ
)
に雲も
騒立
(
さわだ
)
ち
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
濡
(
ぬ
)
れつつも
燃
(
も
)
ゆる
悲愁
(
かなしみ
)
。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
眩暈
(
めくる
)
めく
悲愁
(
かなしみ
)
の
極
(
はて
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
愁
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“悲”で始まる語句
悲
悲哀
悲惨
悲鳴
悲愴
悲痛
悲歎
悲壮
悲劇
悲嘆