御弊ごへい)” の例文
ただぼんやりしていたのではもらしがありますので、わたくしあさになればいつもふか統一状態とういつじょうたいはいり、そしてそのまま御弊ごへいと一しょになってしまうのでございます。
第八種(吉凶編)厄年、厄日、吉日、凶日、願成就日、不成就日ふじょうじゅび有卦無卦うけむけ、知死期、縁起、御弊ごへいかつぎ
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
身に行衣を纏ってい、左手に御弊ごへいを握っている。しかし右手に下げているのは、血に塗られた短刀であった。御弊に仕込まれた懐刀らしい。美しいことも美しいが、その凄さは二倍と云えよう!
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つまりわたくしの二百年間ねんかんのそのそのはいつも御弊ごへいと一たい夜分やぶん参拝者さんぱいしゃ杜絶とだえ時分じぶんになってはじめて自分じぶんかえって御弊ごへいからはなれるとった塩梅あんばいなのでございます。