“ごへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御幣83.0%
語弊10.2%
御弊3.4%
五瓶2.3%
五平1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に塙団右衛門直之はきん御幣ごへいもの十文字じゅうもんじやりをふりかざし、槍のつかの折れるまで戦ったのち、樫井の町の中に打ち死した。
古千屋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あんな話を、相手にしない、——といっては語弊ごへいがあるが、冷静に批判しながら聞くような国民がもっと多くならないと、日本は助からないよ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
第八種(吉凶編)厄年、厄日、吉日、凶日、願成就日、不成就日ふじょうじゅび有卦無卦うけむけ、知死期、縁起、御弊ごへいかつぎ
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
芝居の話もくわしく、知ったか振りをしたぼくが南北なんぼく五瓶ごへい、正三、治助じすけなどというむかしの作者達の比較ひかく論をするのに、上手な合槌あいづちを打ってくれ、ぼくは今夜はまさに自分の独擅場どくせんじょうだなと得意な気がして
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
宿屋の親父は五平ごへいと云って、年五十九で、江戸を喰詰くいつめ、甲州あたりへ行って放蕩ばかをやった人間でございます。せがれは此の地で生立おいたった者ゆえ質朴なところがあります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)