“治助”の読み方と例文
読み方割合
じすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、治助じすけじいさんが、自分じぶん小舎こやにもどって、まだがなかったのでした。どこからか、かぜにおくられて手風琴てふうきんがきこえてきたのでした。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
芝居の話もくわしく、知ったか振りをしたぼくが南北なんぼく五瓶ごへい、正三、治助じすけなどというむかしの作者達の比較ひかく論をするのに、上手な合槌あいづちを打ってくれ、ぼくは今夜はまさに自分の独擅場どくせんじょうだなと得意な気がして
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
ひとり、むらをはなれて、やま小舎こや寝起ねおきをして、をきり、すみをたいていた治助じすけじいさんは自然しぜんをおそれる、まちひとたちがなんとなくおかしかったのです。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)