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御大将
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おんたいしょう
ふりがな文庫
“
御大将
(
おんたいしょう
)” の例文
また
奥州
(
おうしゅう
)
より出て来たあの
田舎武士
(
いなかぶし
)
が、
御大将
(
おんたいしょう
)
の眼前で晴れの武術を示すなど分に過ぎたる
果報者
(
かほうもの
)
だと
羨
(
うらや
)
んだものもあったろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「ははあさようか、よろしゅうござる。一旦船中へ取って返し、
御大将
(
おんたいしょう
)
に申し上げ、改めて再度参ることに致す」
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「あれは敵の
御大将
(
おんたいしょう
)
の脚を切ったことを思い出して、世の中の無情を感じているんだよ」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
どげんしてでも、十七人の候補者を、全員当選させるごと、
御大将
(
おんたいしょう
)
みずから采配を振るらしか。警察は自分の部下と思うちょるし、買収、饗応、脅喝、戸別訪問、自由自在たい。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
そのうえ若君が、
御大将
(
おんたいしょう
)
とおなりあそばして、
富士
(
ふじ
)
ヶ
根
(
ね
)
おろしに
武田菱
(
たけだびし
)
の旗あげをなされたら、たちまち諸国からこぞってお味方に
馳
(
は
)
せさんじてくることは火をみるよりあきらかです
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
とにかく
御大将
(
おんたいしょう
)
ともあれば、
威厳
(
いげん
)
をそこなわないことには、秘術を心得て居る。
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「あたじけないね、鷺組はさ!
御大将
(
おんたいしょう
)
のお絹さんからして、こんなヘマなことをやるんだからねえ」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
御大将
(
おんたいしょう
)
として長年修業を積んでいるから、人を待たせることが
些
(
ち
)
っとも苦にならない。
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
姉川
(
あねがわ
)
だって、
長篠
(
ながしの
)
だって、こっちの大勝ちはあたりめえなことさ。おれたちの
御大将
(
おんたいしょう
)
はべつもんだが、
憚
(
はばか
)
りながらおれたちの
鍛
(
う
)
ったものには、槍一本、
鏃
(
やじり
)
ひとつにも気が入っているんだ。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それはお手柄でござったな。
御大将
(
おんたいしょう
)
にはお喜びでござろう。早々お通りなさるよう」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
御大将
(
おんたいしょう
)
御大将御大将
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
われらが
御大将
(
おんたいしょう
)
多門兵衛
(
たもんひょうえ
)
様は、智徳兼備わが朝での孔明、このお方をいただいている以上、戦いに負けよう筈はない。その上に我らは金枝玉葉の、大塔宮様をさえ奉戴いたしておる。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
将
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“御大”で始まる語句
御大
御大家
御大切
御大身
御大喪
御大事
御大人
御大層
御大病
御大典