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徐
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そっ
ふりがな文庫
“
徐
(
そっ
)” の例文
かかる折から、柳、桜、
緋桃
(
ひもも
)
の
小路
(
こみち
)
を、
麗
(
うらら
)
かな日に
徐
(
そっ
)
と通る、と
霞
(
かすみ
)
を
彩
(
いろど
)
る
日光
(
ひざし
)
の
裡
(
うち
)
に、
何処
(
どこ
)
ともなく雛の影、人形の影が
徜徉
(
さまよ
)
う、……
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一寸
(
ちょっと
)
お尻を
撫
(
な
)
でてから、髪を
壊
(
こわ
)
すまいと、低く
屈
(
こご
)
んで
徐
(
そっ
)
と門を
潜
(
くぐ
)
って出て行くが、時とすると潜る前にヒョイと
後
(
うしろ
)
を振向いて私と顔を看合せる事がある。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
本箱などが幾つも積重なって居りますから、
疎相
(
そそう
)
な事をした、用場かと思って大切な書物のある処を無闇に明けて済まないと、
徐
(
そっ
)
と閉めようとすると、昔の
屋敷女
(
やしきもの
)
で足袋を穿いて居るのに
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
父が肩を抱いて、
徐
(
そっ
)
と横に寝かした。乳母が、
掻巻
(
かいまき
)
を
被
(
き
)
せ懸けると、
襟
(
えり
)
に手をかけて、向うを向いてしまいました。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いや、手をやすめず遣ってくれ、あわれと思って
静
(
しずか
)
に……よしんば
徐
(
そっ
)
と揉まれた処で、私は五体が砕ける思いだ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
徐
常用漢字
中学
部首:⼻
10画
“徐”を含む語句
徐々
徐徐
徐行
緩徐調
徐六岳
徐家滙
徐晃
徐州
徐盛
徐福
徐庶
緩徐
徐鉉
徐氏
徐葆光
徐元直
徐大盡
徐城
徐四
徐商
...