後便こうびん)” の例文
生は和歌につきても旧思想を破壊して新思想を注文するのかんがえにて、したがって用語は雅語、俗語、漢語、洋語、必要次第用うるつもりに候。委細後便こうびん
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
ヒガネとむ、西風にしかぜさむきがたう熱海あたみ名物めいぶつなりとか。三島街道みしまかいだう十國峠じつこくたうげあり、今日こんにちかぜ氣候きこう温暖をんだん三度さんどくもごと湯氣ゆげいてづるじつ壯觀さうくわん御座候ござさふらふ後便こうびん萬縷ばんる敬具けいぐ
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)