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幼
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ちひさ
ふりがな文庫
“
幼
(
ちひさ
)” の例文
自分は
幼
(
ちひさ
)
い時
乳母
(
うば
)
から、或お姫様がどう云ふ間違からか絹針を一本お
腹
(
なか
)
の中へ呑込んでしまつた。お医者様も薬もどうする事も出来ない。
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「だつて僕の
幼
(
ちひさ
)
い時分は、正月などにはきつとおぢいさんが、僕達を作兵衛英清の懸物の前に坐らせてお辞儀をさせたぜ。」
父を売る子
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
お大は姉と違つて、
幼
(
ちひさ
)
い時分から苦勞性の女であつたが、
糸道
(
いとみち
)
にかけては餘程鈍い方で、姉も毎日
手古摺
(
てこず
)
つて居た。其癖負けぬ氣の
氣象
(
きしやう
)
で、
加之
(
おまけに
)
喧嘩が
好
(
すき
)
と來て居る。
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
こちの
姫
(
ひい
)
さまはな、それは/\
憐
(
しほら
)
しうて……ほんに、ほんに、まだ
幼
(
ちひさ
)
うて、
分別
(
たわい
)
もないことを
言
(
い
)
うてゞあった
時分
(
じぶん
)
は……お、あのな、パリス
樣
(
さま
)
と
言
(
い
)
うて、お
立派
(
りっぱ
)
な
方
(
かた
)
がな
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
で、自分は先方に對して自己の地位思想の幾分を傳へ得たと同時に、令孃の身分は現代富豪の一二に數へられる
某
(
なにがし
)
銀行の頭取の長女で、
幼
(
ちひさ
)
い時分から天主教の女學校で教育された事をも知り得た。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
幼
常用漢字
小6
部首:⼳
5画
“幼”を含む語句
幼児
幼少
幼稚
幼馴染
幼名
幼心
幼兒
幼稚園
幼童
幼時
幼子
幼穉
幼々
幼年
幼気
童幼
幼女
幼弱
老幼男女
老幼
...