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常
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ただ
ふりがな文庫
“
常
(
ただ
)” の例文
と主税は澄まして言い懸けたが、
常
(
ただ
)
ならぬ夫人の目の色に口を
噤
(
つぐ
)
んだ。菅子は
息急
(
いきぜわ
)
しい胸を
圧
(
おさ
)
えるのか、
乳
(
ち
)
の上へ手を置いて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
松ふく風物を
僵
(
たふ
)
すがごとく、雨さへふりて
一六七
常
(
ただ
)
ならぬ夜のさまに、壁を隔てて声をかけあひ、既に
一六八
四更にいたる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
子供の体の
常
(
ただ
)
でないことが、朝になってからようやくお銀にも解って来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
猶
(
なほ
)
心
怠
(
おこた
)
らず
供養
(
きようやう
)
す。露いかばかり
袂
(
そで
)
にふかかりけん。日は
没
(
い
)
りしほどに、山深き夜のさま
三二
常
(
ただ
)
ならね、石の
牀
(
ゆか
)
木の葉の
衾
(
ふすま
)
いと寒く、
神
(
しん
)
清
(
す
)
み
骨
(
ほね
)
冷
(
ひ
)
えて、
三三
物とはなしに
凄
(
すざま
)
じきここちせらる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“常”の解説
常(じょう)は、中国および日本の古代において使われた長さの単位の一つ。
(出典:Wikipedia)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
“常”を含む語句
尋常
平常
日常
常人
通常
常住
常時
常久
常居
非常
常習
常春藤
異常
常態
常識
常套
家常茶飯
常々
常規
常日
...