“常識”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コンモンセンス37.5%
コンモン25.0%
じやうしき12.5%
じょうしき12.5%
わきまえ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他人（ひと）のうわさをすれば必ず『彼奴（きゃつ）は常識（コンモンセンス）が乏しい』とか、『あれは事務家だえらいところがある』など評し、以前（もと）の話が出ると赤い顔をして
小春 (新字新仮名) ／ 国木田独歩(著)
手に負えない梓さんたちの組も、この小さな先輩をこころから好いて、『常識（コンモン）さん』のいうことならなんでもきく。
キャラコさん：02 雪の山小屋 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)
平次はさすがに常識（じやうしき）を取戻しました。
銭形平次捕物控：162 娘と二千両 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
やはり民部の説（せつ）は常識（じょうしき）であった。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
愚衲（ぐのう）らの心にある常識（わきまえ）では、およそ関東の武家方は、武弁殺伐（ぶべんさつばつ）……ただそれだけの者としかつい心得ておりませなんだが……。
私本太平記：11 筑紫帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)