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愚衲
ふりがな文庫
“愚衲”の読み方と例文
読み方
割合
ぐのう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐのう
(逆引き)
「ならば、のちほどまた、ご一しょになるやも知れんな。——参内の帰途、
愚衲
(
ぐのう
)
も六角の法印邸へ立ちよる約束をしておるで」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愚衲
(
ぐのう
)
熟〻既往現今吾国宗教の幻象を想像するに、清僧社会に
噉肉蓄妻
(
だんじきちくさい
)
の弊事浸入せしより、清浄の練者は変じて汚穢の醜場と成り、僧侶活溌勇進の気風は、
忽
(
たちま
)
ち怠惰
侈靡
(
しび
)
の姿と化し
洪川禅師のことども
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
愚衲
(
ぐのう
)
らの心にある
常識
(
わきまえ
)
では、およそ関東の武家方は、
武弁殺伐
(
ぶべんさつばつ
)
……ただそれだけの者としかつい心得ておりませなんだが……。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愚衲(ぐのう)の例文をもっと
(4作品)
見る
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
衲
漢検1級
部首:⾐
9画
“愚”で始まる語句
愚
愚痴
愚弄
愚昧
愚鈍
愚図愚図
愚図
愚物
愚図々々
愚者
“愚衲”のふりがなが多い著者
鈴木大拙
吉川英治