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差渡
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さしわた
ふりがな文庫
“
差渡
(
さしわた
)” の例文
やっと腰を起した主人は保吉と云うよりもむしろ父へ向うの
白壁
(
しらかべ
)
を指し示した。幻燈はその白壁の上へちょうど
差渡
(
さしわた
)
し三尺ばかりの光りの円を
描
(
えが
)
いている。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
差渡
(
さしわた
)
し、
池
(
いけ
)
の
最
(
もつと
)
も
廣
(
ひろ
)
い、
向
(
むか
)
うの
汀
(
みぎは
)
に、こんもりと一
本
(
ぽん
)
の
柳
(
やなぎ
)
が
茂
(
しげ
)
つて、
其
(
そ
)
の
緑
(
みどり
)
の
色
(
いろ
)
を
際立
(
きはだ
)
てて、
背後
(
うしろ
)
に
一叢
(
ひとむら
)
の
森
(
もり
)
がある、
中
(
なか
)
へ
横雲
(
よこぐも
)
を
白
(
しろ
)
くたなびかせて、もう
一叢
(
ひとむら
)
、
一段
(
いちだん
)
高
(
たか
)
く
森
(
もり
)
が
見
(
み
)
える。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置