“岩膚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いははだ50.0%
いわはだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人分(ににんぶん)、二枚(にまい)の戸(と)を、一齊(いつしよ)にスツと開(ひら)くと、岩膚(いははだ)の雨(あめ)は玉清水(たましみづ)の滴(したゝ)る如(ごと)く、溪河(たにがは)の響(ひゞ)きに煙(けむり)を洗(あら)つて、酒(さけ)の薫(かをり)が芬(ぷん)と立(た)つた。手(て)づから之(これ)をおくられた小山内夫人(をさないふじん)の袖(そで)の香(か)も添(そ)ふ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
樹立(こだち)の森々(しんしん)として、聊(いささ)かもの凄(すご)いほどな坂道——岩膚(いわはだ)を踏むようで、泥濘(ぬかり)はしないがつるつると辷(すべ)る。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)