“いわはだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巌膚42.9%
岩肌28.6%
岩膚14.3%
石肌14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わめくと同時に、辰さんは、制動機を掛けた。が、ぱらぱらと落ちかかる巌膚いわはだの清水より、私たちは冷汗になった。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ケンはそろり、そろりと岩肌いわはだをつたわって穴をさがしているに違いない。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
樹立こだち森々しんしんとして、いささかものすごいほどな坂道——岩膚いわはだを踏むようで、泥濘ぬかりはしないがつるつるとすべる。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神さまが、おいでになって、ごらんになったときには、土はすっかり洗い流されてしまい、いたるところに、はだかの石肌いわはだがあらわれているというしまつなんだ。