“がんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼気33.3%
岩機22.2%
顔輝22.2%
岩亀11.1%
岩肌11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、孫翊そんよくは、若年ながら大剛の傑物である。つねに剣を佩いて、眼気がんきすきも見えないため、むなしく機を過していた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ああ、お客さん、昔はニューマチック・ハンマーとか、さく岩機がんきだとか、起重機きじゅうきだとかいう機械が土木工事に使われていて、たいへんにぎやかな音をたてていたそうですよ。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
前なるが寒山子かんざんし、後ろなるが拾得じっとく、どこぞの宝物の顔輝がんきの筆の魂が抜け出したかと、一時は眼をみはらざるを得ないのですが、再度、とくと見直せば、左様なグロテスクではあり得ない。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
去年の夏頃から港崎町の岩亀がんきへむやみに遊びに行って、ずいぶん荒っぽい金を使うらしいが、商館の方で渡す給金だけじゃあとても足りる筈がない。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そびえ立つ岩肌がんき穿うがち堀りけずり
伊豆の伊東へ (新字新仮名) / 今野大力(著)