小林こばやし)” の例文
少し気味が悪くなつたから、そのはうの相手を小林こばやし君に一任して、隣にゐた舞妓まひこの方を向くと、これはおとなしく、椿餅つばきもちを食べてゐる。
京都日記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
六条ろくじょう 千春ちはる 平河ひらかわみね子 辰巳たつみ 鈴子すずこ 歌島かしま 定子さだこ やなぎ ちどり 小林こばやし 翠子すいこ 香川かがわ 桃代ももよ 三条さんじょう 健子たけこ 海原かいばら真帆子まほこ くれない 黄世子きよこ
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのおじょうさんのそばに、少年探偵団の団長の小林こばやし君が立っていました。そして、みんなに、なにかしゃべっているのです。
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
小林こばやしぬしは明日わが隊とともにムッチェンのかたへ立ちたまふべければ、君たちの中にて一人塔のいただき案内あないし、粉ひき車のあなたに、滊車きしゃけぶり見ゆるところをも見せ玉はずや
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さて、そんなさわぎの起こっている、ある日のこと、明智あけち探偵事務所の小林こばやし少年のところへ、へんな電話がかかってきました。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名探偵明智小五郎あけちこごろうの助手小林こばやし少年と少年探偵団の団員たちは、この怪人をむこうにまわして、ちえの戦いをいどむのです。
怪人と少年探偵 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この忠雄君は、小学校六年生で、名探偵明智小五郎あけちこごろうの助手の小林こばやし少年が団長をやっている、少年探偵団の団員でした。
妖星人R (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「なにっ、あけちたんていと小林こばやししょうねんがやって来たって。そして、けいかんたいが、このうちをとりかこんだというのか。それはほんとうかっ」
ふしぎな人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それは警察からの急報で駈けつけた裁判所の連中と、偶然同時に到着したK警察署長、及び当時の名探偵という噂の高かった小林こばやし刑事などの一行だった。
D坂の殺人事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
石村さんは、すぐ、めいたんていのあけち先生にでんわをかけました。けれども、あけちたんていはるすで、少年名たんていの小林こばやしくんがやって来ることになりました。
かいじん二十めんそう (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おそろしい知恵を持った怪盗と、名探偵明智小五郎あけちこごろう小林こばやし少年との知恵くらべの戦いなのです。ばけもののような怪物も、やがて正体を見あらわされる時が来るでしょう。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
とりつぎに出た小林こばやし少年は、松波博士と聞いて、ていねいに、応接室にあんないしました。
おれは二十面相だ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この悪魔を向こうにまわしてたたかうものは、小林こばやし少年を団長とする少年探偵団です。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
少年探偵団の小林こばやし団長と、団員でいちばん力の強い井上一郎いのうえいちろう君と、すこしおくびょうだけれど、あいきょうものの野呂一平のろいっぺい君の三人が、春の休みに、長野県のある温泉へ旅行しました。
天空の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
玉村君と松井君とは、明智あけち探偵事務所の小林こばやし少年を団長とする、少年探偵団の団員でした。ですから、ふたりはたいへんなかよしで、どこかへいくときは、たいてい、いっしょでした。
超人ニコラ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
透明怪人が島田君のうちをねらっているということは、島田君の学校友だちに知れわたっていたのですが、すると、同じ学校に、少年探偵団員がいて、これを小林こばやし団長に知らせました。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ミドリちゃんのにいさんの木村敏夫くんは、さっそく、このことをしょうねんたんていだんちょうの小林こばやしくんに知らせましたので、小林だんちょうが、木村くんのうちへやってきました。
赤いカブトムシ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それには、わたしひとりでなく、少年助手の小林こばやしをつれて行きたいのですが、かまいませんでしょうね。小林は、よくあたまのはたらく、すばしっこい少年で、たいへん手だすけになるのです。
奇面城の秘密 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「エエ、僕、小林こばやしです。あなたは、三谷さんですか」
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「あっ、小林こばやしさん。」
仮面の恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)