“小林区”の読み方と例文
読み方割合
しょうりんく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嘉吉は鉱山の坑木こうぼくかかりではもう頭株かしらかぶだった。それに前は小林区しょうりんく現場監督げんばかんとくもしていたので木のことではいちばん明るかった。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
しかるに、走り行く此方こなたの車内では、税務署か小林区しょうりんく署の小役人らしき気障きざ男、洪水に悩める女の有様などを面白そうにうち眺めつつ、隣席の連れとぼしき薄髭の痩男に向い
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
やっと明いた部屋も、本来は小林区しょうりんくの役宅の一部であった。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)