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媒妁人
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ばいしやくにん
ふりがな文庫
“
媒妁人
(
ばいしやくにん
)” の例文
媒妁人
(
ばいしやくにん
)
が
只
(
たゞ
)
酒
(
さけ
)
を
飮
(
の
)
んで
騷
(
さわ
)
いだ
丈
(
だけ
)
であつた。お
品
(
しな
)
は
間
(
ま
)
もなく
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
を
産
(
う
)
んだ。それがおつぎであつた。
季節
(
きせつ
)
は
暮
(
くれ
)
の
押
(
お
)
し
詰
(
つま
)
つた
忙
(
いそが
)
しい
時
(
とき
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼女は奉天の一旅館の娘だつたが、今から十七八年前、
媒妁人
(
ばいしやくにん
)
なしで合意上の結婚をした。亭主は元来機械屋で、大陸育ちで大酒をのむたちの男。
老残
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
「
外聞
(
げえぶん
)
曝
(
さら
)
しやがつて」と
卯平
(
うへい
)
は
怒
(
おこ
)
つたがそれが
爲
(
ため
)
に
事
(
こと
)
は
容易
(
ようい
)
に
運
(
はこ
)
ばれた。
勘次
(
かんじ
)
は
婿
(
むこ
)
に
成
(
な
)
つたのである。
簡單
(
かんたん
)
な
式
(
しき
)
が
行
(
おこな
)
はれた。
俄
(
にはか
)
に
媒妁人
(
ばいしやくにん
)
と
定
(
さだ
)
められたものが
一人
(
ひとり
)
で
勘次
(
かんじ
)
を
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
媒
常用漢字
中学
部首:⼥
12画
妁
漢検1級
部首:⼥
6画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“媒妁人”で始まる語句
媒妁人役