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妾
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おもいもの
ふりがな文庫
“
妾
(
おもいもの
)” の例文
朝
(
あした
)
より
夕
(
ゆうべ
)
に至るまで、
腕車
(
くるま
)
、
地車
(
じぐるま
)
など一輌も
過
(
よ
)
ぎるはあらず。美しき
妾
(
おもいもの
)
、富みたる
寡婦
(
やもめ
)
、おとなしき
女
(
め
)
の
童
(
わらわ
)
など、夢おだやかに日を送りぬ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これよりして、私は、茶の煮える
間
(
ま
)
と言うもの、およそこの
編
(
へん
)
に
記
(
しる
)
した雀の可愛さをここで話したのである。時々
微笑
(
ほほえ
)
んでは
振向
(
ふりむ
)
いて聞く。娘か、若い妻か、あるいは
妾
(
おもいもの
)
か。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(しかし、……やがて知事の
妾
(
おもいもの
)
になった事は前にちょっと申しました。)
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
北国
(
ほっこく
)
においても、旅館の設備においては、第一と世に知られたこの武生の
中
(
うち
)
でも、その随一の旅館の娘で、二十六の年に、その頃の近国の知事の
妾
(
おもいもの
)
になりました……
妾
(
めかけ
)
とこそ言え、
情深
(
なさけぶか
)
く、
優
(
やさし
)
いのを
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
知事の
妾
(
おもいもの
)
となって、家を出たのは、その秋だったのでありました。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“妾”の解説
妾(めかけ、しょう)とは、婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。
(出典:Wikipedia)
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“妾”を含む語句
外妾
愛妾
洋妾
妾腹
寵妾
妾宅
妻妾
男妾
妾達
婢妾
妾狂
侍妾
蓄妾
御妾腹
妓妾
妾等
嬖妾
嬪妾
世間妾形気
側妾
...