“妾達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わたしたち66.7%
あたしたち22.2%
わたくしたち11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「美奈さんなんか、何うお考へになつて。妾達わたしたち女性を追うてゐるあゝ云ふ男性を。あゝ云ふ女性追求者と云つたやうな人達を。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「御母さん、兄さんは妾達あたしたちに隠れてこの間見合をなすったんですって」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まあ! 貴君あなたも、性急せっかちですのねえ。妾達わたくしたちには約婚時代というものが、なかったのですもの。もっと、こうして楽しみたいと思いますもの。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)