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太白
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たいはく
ふりがな文庫
“
太白
(
たいはく
)” の例文
黄人
(
こうじん
)
の私をして白人の
黄禍論
(
こうかろん
)
を信ぜしめる間は、君らは
須
(
すべから
)
く妻を
叱咜
(
しった
)
し子を
虐
(
しいた
)
げ
太白
(
たいはく
)
を挙げてしかして帝国万歳を
三呼
(
さんこ
)
なさい。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何品でしたか、
鼠色
(
ねずみいろ
)
で一面に草花の模様でした。
袖口
(
そでぐち
)
だけ残して、桃色の
太白
(
たいはく
)
二本で、広く狭く
縫目
(
ぬいめ
)
を外にしてありました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
紺
(
こん
)
ちりめんへ雨雲を
浅黄
(
あさぎ
)
と
淡鼠
(
ねずみ
)
で出して、稲妻を白く抜いた
単
(
ひとえ
)
に、
白茶
(
しらちゃ
)
の
唐織
(
からおり
)
を
甲斐
(
かい
)
の
口
(
くち
)
にキュッと締めて、
単衣
(
ひとえ
)
には
水色
(
みずいろ
)
太白
(
たいはく
)
の糸で袖口の下をブツブツかがり
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
久し振りの米の飯を、こうも山ほど食えるかと涙のでるほどよろこんでいると、船頭がそれに
太白
(
たいはく
)
の砂糖を振りかけ、人数だけに盛り分けてしまったのには力を落した。
重吉漂流紀聞
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
これは何が
為
(
ため
)
なれば、其貨幣を入れる
為
(
ため
)
で、それを一ツつゝ形に合せて丸く縫ふことと
太白
(
たいはく
)
の糸で口をくゝることなどに容易ならぬ苦心をいたし
升
(
まし
)
たこともハツキリ覚えて居り升。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
▼ もっと見る
僕が去年の秋以来、君たちと
太白
(
たいはく
)
を挙げなくなったのは、確かにその女が出来たからだ。しかしその女と僕との関係は、君たちが想像しているような、ありふれた才子の情事ではない。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
また、
司馬懿
(
しばい
)
はよく天文を
観
(
み
)
るので、近年北方の星気盛んで、魏に吉運の見えるに反し、
彗星
(
すいせい
)
太白
(
たいはく
)
を犯し、蜀天は
晦
(
くら
)
く、いまや天下の
洪福
(
こうふく
)
は、わが魏皇帝に幸いせん——と予言していたところなので
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“太白”で始まる語句
太白星
太白山
太白嶺
太白飴
太白砂糖
太白堂三世