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大日
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だいにち
ふりがな文庫
“
大日
(
だいにち
)” の例文
「されば、道に迷うて、ここまで来たが、越前へ下るには、どう参ったらよいか。越前路の
大日
(
だいにち
)
越えは、どの方角にあたろうか」
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いわく、
大日
(
だいにち
)
という僧入宋して仏照徳光に参す。この大日は悪七兵衛景清が伯父なり。景清戦い負けて大日が所へ来る。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
大日
(
だいにち
)
ヶ
岳
(
たけ
)
へ連なる山々を踏みわけて、木の繁みを
潜
(
くぐ
)
り潜り歩いて行くのだから、水にも遠くなる。
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
如来は、如実の道に乗じて、
来
(
きた
)
って
正覚
(
しょうがく
)
を成す、とある通り仏の最上美称であって、
阿弥陀
(
あみだ
)
、
釈迦
(
しゃか
)
、
薬師
(
やくし
)
、
大日
(
だいにち
)
などをいうのであります。如来が一番むずかしいものとなっている。
幕末維新懐古談:07 彫刻修業のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
タタライはおそらくタタラ師住地の義であろう。また上総
夷隅
(
いすみ
)
郡東村大字山田の
銕鋳坂
(
かねえざか
)
では坂の上の草堂に銕像の
大日
(
だいにち
)
一躯
(
いっく
)
を安置し、銕鋳坂は始めて大日の像を鋳たる地と伝えている(房総志料)。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
『不動様、
大日
(
だいにち
)
様、どうぞ泥棒したことの知れませぬように』
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
城ヶ島さつとひろげし
投網
(
なげあみ
)
のなかに
大日
(
だいにち
)
くるめきにけり
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「拙者は
大日
(
だいにち
)
武者之助。お旗本までまかり通る!」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そうでなければ、
小蓮華
(
しょうれんげ
)
、
大日
(
だいにち
)
ヶ
岳
(
たけ
)
を通って、大池へ下りましょうか、大池から蓮華温泉へ出て一晩泊りましょうか。或いはまた、真直ぐに大町まで出たものでしょうか。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
高氏の母が鑁阿寺に
詣
(
もう
)
でる回で、広島県の一住職から投書があった。「地蔵如来は、地蔵菩薩に。また、たんに
大日
(
だいにち
)
とあるのは、大日如来と訂正してください。その方が正しいのです」
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大日
(
だいにち
)
を中にころがし右左畑打人形は畑うちかへす
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
『……ああ!
大日
(
だいにち
)
。……
大日如来
(
だいにちにょらい
)
』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大日
(
だいにち
)
越
(
ご
)
え
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大日
(
だいにち
)
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“大日”で始まる語句
大日如来
大日本
大日坂
大日本人
大日孁貴
大日本史
大日本日高見
大日本平城京
大日堂
大日枝