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おとなし
ふりがな文庫
“
大人
(
おとなし
)” の例文
全くね、間はああ云ふ不断の
大人
(
おとなし
)
い人だから、つまらない
喧嘩
(
けんか
)
なぞを為る
気遣
(
きづかひ
)
はなし、何でもそれに違は無いのさ。それだから
猶更
(
なほさら
)
気の毒で、何とも
謂
(
い
)
ひやうが無い
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そこで代助は、あの大人しさは、
羞耻
(
はにか
)
む性質の
大人
(
おとなし
)
さだから、ミスの教育とは独立に、日本の
男女
(
なんにょ
)
の社交的関係から来たものだろうと説明した。父はそれもそうだと云った。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いいえ、
大人
(
おとなし
)
い、
沢山
(
たんと
)
口もきかない人、そして病人なの。」
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
解
(
とい
)
てぞ
放
(
はな
)
しける徳太郎君は何となるべきと案じ
煩
(
わづら
)
ひ給ひしに
斯
(
かく
)
赦
(
ゆる
)
され
蘇生
(
そせい
)
せし心地し
這々
(
はう/\
)
の
體
(
てい
)
にて和歌山へ
立歸
(
たちかへ
)
り此後は
大人
(
おとなし
)
くぞなり給ひけるとなん
斯
(
かく
)
て徳太郎君
追々
(
おひ/\
)
成長
(
せいちやう
)
まし/\早くも十八歳になり給へり
此年
(
このとし
)
加納將監
江戸
(
えど
)
在勤
(
ざいきん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そこで代助は、あの
大人
(
おとな
)
しさは、
羞恥
(
はにか
)
む
性質
(
せいしつ
)
の
大人
(
おとなし
)
さだから、ミスの教育とは独立に、日本の男女の社交的関係から来たものだらうと説明した。
父
(
ちゝ
)
はそれも
左
(
さ
)
うだと云つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“大人”の意味
《名詞》
(おとな):詳細は同項を参照。
(うし)
(タイジン、タイニン)
(ダイジン)
(ダイニン)
(出典:Wiktionary)
“大人”の解説
大人(おとな、乙名)とは、
十分に成長した人。成人。
考え方や態度が十分に成熟していること。思慮分別があること。
一般に「子供(こども)」という表現と対比されている。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
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