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大人寂
ふりがな文庫
“大人寂”の読み方と例文
読み方
割合
おとなさ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとなさ
(逆引き)
撫子は去年志賀の里から私の許に引き取られてきた頃から見れば、だいぶ
大人寂
(
おとなさ
)
びた美しさも具え出して来てはいる。
ほととぎす
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
古い池に
枝垂
(
しだ
)
れた桜は、年毎に乏しい花を開いた。その内に姫君も
何時
(
いつ
)
の間にか、
大人寂
(
おとなさ
)
びた美しさを具へ出した。が、頼みに思つた父は、年頃酒を過ごした為に、突然故人になつてしまつた。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すっかり
大人寂
(
おとなさ
)
びた私にまで、何んとなく無性に悲しいような、それでいて何んともいえずなつかしい、誰かに甘え切りたいような気のされるのは、思えば
幼年時代
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
大人寂(おとなさ)の例文をもっと
(5作品)
見る
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
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