“尊大人”の読み方と例文
読み方割合
そんたいじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいや、この印章は、尊大人そんたいじんがまだ翰林院かんりんいんの学士でいらせられた当時ご使用のもの。法帖には見えまするが、大臣現職の今日では、はやお用いではございますまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尊大人そんたいじんのとかくおすぐれなさらないので。御混雑の様子ゆえはばかりまして御無沙汰ごぶさたサ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
尊大人そんたいじん様、大孺人じゅじん様を初め御満堂よろしく御超歳ちょうさい大賀たてまつり候。獄中も一夜明け候えば春めき申し候。別紙二、書初かきぞめ、蕪詞、御笑正ねがい奉り候。まず新禧しんき拝賀のためかくの如くに御坐候。恐惶きょうこう謹言。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)